数年前、人間ドック検診の結果レビューの為に行った時のことです。
○月○日の午前診に来て下さい、、とのことで予約を取った。午前9時、、、既にごった返す内科の待合室。待てど暮らせどお呼びかがかからない。
・・混んでいるのだから仕方ないな、患者の立場としては 『待つ』 という選択肢を選ばざるを得ない。
60分経過、、、流石にそろそろかな?
90分経過、、、急患でも入ったのだろうか?
--同じ疑問を持つ患者が看護師に問い合わせるが「順番にご案内していますのでお待ち下さい”とだけ回答」--
120分経過、、おいおい、いったいどうなってる? 自分の前にあとどれくらい待ちがあるの?
150分経過、、流石にイライラしてきた これだけ待たせるのなら近くでお茶でも出来るのに。
180分経過、、患者たちは口々に「まだか? いつになったら? を繰り返す」
210分経過、、”森川さん、森川崇行さん” やっと呼ばれた。。。
--診察室へ移動--
「森川さん、、、ええと、人間ドックを先日受けられたんですね?・・・・でも、今日はなんで来たの?」--はい???
来て下さいと書いてあったから--「これ、誰が書いたんだろうね? 経過観察しましょう。半年後にまたきてください」--以上っっ--
・・・ぷちん。
何か音がした。いくら診察待ち患者が多いからといって、それは無いのでは?? 愛がなさすぎる・・・
しかしここは我慢。ドクターにいやな思いをされては、今後に影響が・・・この経験は、相当のインパクトがありました。
解決策があるはずなのに。なぜ??医療機関はそれをしないのか?
<患者が怒らない極めて単純な法則>
①待ち時間を「見える化」するこれだけでいい。
②もし可能なら、ITの力を借りて「もうすぐ診察お知らせメール」を送ればいい。
たったこれだけの事を、ちょっとだけ予算を割けばすぐに実現可能だというのに。医療機関は「待たせて当たり前」と思っているのか、感覚が麻痺してしまっているのか?人間関係でも同じで、「遅くなります」「何時になります」ってクイック連絡するだけで解決する問題って多いですよね。たったこれだけのことが、出来なくて喧嘩したりするのですから。医療はサービスである。私はそう思いますし、これからはもっとそういう時代になるでしょう。そういう立場に立脚したときに、とりわけ予約で成り立つビジネスモデルを展開する医療においてなぜ、こんな簡単なことが解決されていないのだろう。
だれかが、解決しなければ。 いや、自分が手を挙げよう。
そう思い、ソフトウエアを作ってみることにしたのです。