診療予約システムを複数画面で運用したい。
今回は、受付に予約画面を複数台置きたいけれどスペースに限りがあるクリニックで、レセコンで使用している「ディスプレイ&キーボード&マウス」を複数のパソコンで共有することで、セキュリティリスクゼロで複数画面を達成してしまおう!というお話しです。
通常1画面で足りるが、複数画面必要なことが良くある。
どうしてこの話しをしようかと思ったかについて少し書きます。通常受付に予約画面は1つで充分ですが、常に混雑しているクリニックでは、複数画面あった方が便利です。しかし、受付にこれ以上ディスプレイを設置するスペースが無い場合、、、諦めて1画面運用するしか無い。。。。と思われがちですが、実は方法はあって、そのことをお伝えしたかったからなんです。
パソコン切替機を使ってレセコン用ディスプレイを予約システム化。
ではまず、結論から先に書きます。下図をご覧ください。PC1はレセコンです。そしてPC2では予約システムを稼働させています。
「手元スイッチ(1.5センチ四方)」を側面や、キーボードにマジックテープなどで貼り付けます。この「手元スイッチ」をポチっと押すと、普段は「レセコン」として使用しているパソコンが、一瞬で「診療予約システム」に切り替わります。なんて便利なんでしょう!もちろん、もう一度押すと「レセコン」の画面に戻ります。(※レセコンの種類によっては、キーボードがQWERTY配列ではない専用キーボードの場合があり、この運用が適さないケースがあります。)
このようにシステムを構築すると、複数の予約電話が同時に鳴ったときに威力を発揮します。レセコン用パソコンは現在使用中のものを、診療予約システム用のパソコン本体は超小型のものを利用すると良いと思います。
一般的なクリニックの受付には1~2台のレセコンが置かれており、その周囲には処方箋を出力するプリンターやキャッシュレジスター、その他業務ツールが所狭しと並べられています。こういう環境下において、パソコン切替機はとても便利な道具だと思います。
実はこの方法、当社のユーザーさんから教えて頂きました。機会があれば写真をUPしてご紹介させて頂きます。
では、お奨めのパソコン切替機と超小型パソコンは以下の通りです。
購入される際は、ディスプレイポート、マウスポート、キーボードポートの各コネクター形状にご注意ください。モニターがVGAに対応していない(DVI、HDMI、ディスプレイポート搭載)場合は、変換器を使うか、はじめから対応ポートが搭載された切替機を購入してください。
関連リンク:診療予約2013製品紹介サイト
受付が狭く診療予約システムを稼働させるパソコンを設置できない時の解決方法。
キーワード:レセコン、予約システム、共有