診療予約システムの基本

「患者さんの都合で予約表を穴埋めしてはいけないんですよ」 (とある看護師さんの努力)

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  「10時に余裕があるから、11時半の患者さんを5名10時半に案内してくれる?」

昨日訪れた、毎日1診で100名以上の患者が訪れる小児科クリニックの看護師として活躍するSさんが事務員に指示した内容だ。事務員たちは、患者の親に一斉に電話し始める。”今お越しいただけたら、それほどお待ちいただかずにすぐに診察できますよ” 、、、と。

  「小児科はとにかく特殊なんです」 、、、そう語る、Sさん。

小児科の診療時間帯は

 一般診療の時間
 健診の時間
 予防接種の時間

を、きっちり分けて運営していることが多い。
例えば、予防接種の時間帯に感染症の患者さんが院内に居ない状態をつくるためだ。

  「予防接種のあと、感染症にかかったりするといろいろ大変なんですよ」

大人の通う一般の内科では問題にならないことが、小児科では問題になる。
院内感染はクリニックの評判を落とすだけではなく、クレームにまで発展する。
そのため、出来る限り注意を払わないといけないのだそうだ。

  「総合病院の場合、一日に数千人の患者や見舞う人々が往来しますよね。その分感染リスクが高い。一方クリニックの場合はその心配がぐっと減るでしょう? その期待に応えなければならないんです」

だから、予約の管理に関しては常に攻めの姿勢を持っている。
特に、一般診療に訪れる患者さんがオーバーフローして予防接種の時間帯に踏み込まないようにしなければならないのだそうだ。

  「患者さんの都合で予約表を穴埋めしてはいけないんですよ、前倒しできる余裕があれば電話してでも呼ぶんです。それだけ、オーバーフローの可能性が下がりますよね。他にもいろいろテクニックはあるけれど、、、、これ以上はブログに書かないでね”企業秘密”ですから(笑)」、、、、と、笑いながら、そう語るSさん。(目からウロコでとても勉強になりました!)

メディカルフォレストの「診療予約システム」を利用していただいて5年。
名物院長にSさんの気の利いた予約コントロール術も相まって、クリニックの稼働率は素晴らしいの一言。医業収入も堅調に伸び続けていることは言うまでもない。

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