診療予約システムの基本

受付票・予約票の印刷の必要性 (無くても十分!)

投稿日:

診療予約システムは電子カルテと連携したほうがいい?(掲載予告)で予告させていただいた件について、前回に引き続き、今回は『受付票・予約票の印刷』ついて考察します。
--------------------------------------

期待:患者さんの呼び出しを受付番号で行っているクリニックの場合、来院時に受付票を印字して手渡しできると便利である。また、予約制クリニックの場合、予約票を印字して手渡しすると患者さんにとって便利である。

結論:どうしても必要な場合は導入しましょう。しかし、携帯電話さえあれば必要な情報は一目で確認できます。印字サービスが無くても、患者さんの「不満」が増えることは決してありません。むしろ減ります。

過去記事:ソフトウエア開発にかけた思い にある、私たちのシステム開発コンセプトは、機能を提供するのではなく、性能を提供する、というところにあります。なお、私たちのソリューションは「小規模診療所」向けのサービスです。

この前提において受付票、予約票の印字は必須ではありませんし、仮にこれらが導入されたとしてもクリニックと患者にとって劇的に何かが解決されることはありません。

なぜならば、

・自分の待ち順を携帯電話で確認可能。(順番待ち版)
・次回予約を携帯電話で確認可能。(時間帯予約版)
・患者は順番直前に来院するので、順番を知りたいのは院外であって、院内ではない。
・システムを利用しない飛込み患者さんにはこれまで通りの案内方法で差支えない、むしろシステムが導入されていることで、受付時に即「何人待ちで、およそ何時頃のご案内です」と口頭でお伝えできるため案内される情報が増える。
・高齢者の為に?と考えがちだが、患者の50%がご高齢の方が来院するクリニックでも全体の80%がネット利用層であるため、高齢者だから、、と差別する必要がほとんどない。 根拠は下記過去記事を参照。過去記事:「ご高齢の方が多いクリニックではシステム導入の意味は無い??その①」 過去記事:「ご高齢の方が多いクリニックではシステム導入の意味は無い??その②
・印字システムを導入すると、導入コストと保守コストが発生する 故障した時に即対応を求める場合月額の保守費用は当然高くなる。

。。。ということなのです。
無くても大丈夫そうですよね?

実際、当社のユーザー事例で一日に80名近く来院するクリニックでは、印字システムが無くても全く問題が生じていません。それが答えだと思っています。

 

-診療予約システムの基本

Copyright© これからの診療予約システムの話をしよう , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.